はじめに

中堅企業のＩＴ投資は本当に役に立っているのか？
ＩＴ化投資を行う目的は、売上の向上若しくは経費の削減の２つしかあり得ないと考えています。
　しかし定量効果の測定方法が確立していなかったり、いつの間にかシステムを作る事が最優先された結果、経営層が想定していた目的を達成する事が出来ず、現場も不満をもつという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。　
　その当事者（メーカ系のIT技術者）の人間として耳が痛い話ですが、システムを使う側と作る側双方に、システムを鳥瞰できる人間が圧倒的に不足していると思います。
　最近のIT産業は分業化が進むと共に、認定制度などもプロダクト依存型が中心で、技術者自ら自分のスキル向上の範囲を狭めているように思えてなりません。
　ＩＴメーカに２０年以上在籍し、そこで経営戦略からシステム開発・運用までを、現場にてお客様と汗を流してきました。
　今後はその経験を生かしてクライアントとなる経営者の思い、その会社の強みを出来るだけ理解した上で、最良の方法と最新の技術を使って御提案・実装までご支援をして行きたいと思っています。